greenのこだわり~紐について~
こんにちは greenです。
前回は私の先生『やわらか着付け シロップ』の指田カナ子先生について熱く語りました。
今回は教えていただいた紐の結び方についてです。(詳しくは語れませんが)
着付けに使う紐は何本かご存知ですか?
着付け師さんにによって多少違いはあるかもしれませんが、私は5本プラス伊達締め1本です。
洋服と違ってボタンやファスナー、ベルトがついていないので、着物という布を綺麗に纏うには必要な本数です。
使う順番に説明しますね。
最初は肌着を着けた上に補正をします。
この時、ウエストに使うタオルは薄手の物が2枚です。
ウェストの後ろ側の窪みとウェスト回りにタオルを当てます。
そしてタオルを止めるために紐を1本使います。
この紐はタオルが落ちないようにするもので、後から他の紐や帯でシッカリ止まるので
キツク締める必要はありません。
そして2番目。
長襦袢を着て、衿合わせを決めたら締めるのが胸紐です。
この胸紐、衿合わせがズレないためにはある程度はシッカリ締めたいのですが、あまりキツクすると痛いのです。
私も自分で着たときにこの紐がきついと、肋骨に当たって一日中痛い思いをしたことがあります。
greenではこの紐の締め方に工夫があります。
何度かお着物を着たご経験がおありのお客様は、ちょっと不思議になるかもしれません。
ぜひ体験してみてくださいね。
そしてその上から伊達締めを締めます。
この伊達締めも胸紐と同じ締め方をします。
伊達締めは幅があるので、食い込んで痛いということは余りないのですが、その広さゆえに肋骨全体をギュウギュウ締め上げてしまうと苦しくなります。
苦しくなってしまうと、せっかくのお着物姿が残念になってしまいますよね。
次は腰紐です。
着物の裾の長さを決めたら締めるのが
腰紐です。
腰紐は着付けの中で一番キツク締める紐です。
ユルいと裾が落ち着物を引きずってしまいます。万が一裾を踏んでしまっても、裾が落ちないくらいキツク締める必要があります。
やっぱりキツク締める紐があるのね。苦しいのね。と思われましたか?
腰紐は骨盤の骨から少し上に締めるので、
当たる骨がありません。
補正のタオルもあるので食い込みません。
でも力任せに締めるのではありません。
私の腰痛、猫背が治った秘訣がこの紐の締め方にあるのです。
着物を着馴れている方で、着物の方がお洋服より体が楽とおっしゃる方は、この紐の締め方が上手いのかもしれませんね。
そして着物の衿合わせを決める胸紐です。
この紐も長襦袢の胸紐同様に締めます。
長襦袢、伊達締め、着物とクッションがあるので余り食い込みませんが、やはり苦しくないようにしています。
最後の紐はおはしょりを整えたときに使います。これも押さえるだけなので、緩く締めます。
これで紐5本+伊達締
め1本です。
greenは胸紐、腰紐の締め方に自信があります。
モチロン帯の締め方にも工夫があり、苦しくて何も食べられない何てことはありません。
紐があたって痛い、帯が苦しいご経験がおありの方、
着物=苦しい、辛い という思いから抜け出してみませんか?
ぜひgreenのお着付けをご利用ください。
お待ちしております。
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